Jesus Christ Superstar

心に残るふたつの映画の感想を書いていたら、
土曜日の夜にも、TVでJesus Christ Superstar(1973年)が
放映されていました。後半だけ見ました。全編ロックのこの映画は
先に、有名になった舞台を映画化したもの。

この舞台や映画の感想は賛否両論あるでしょうけれど、
ひとつだけ言えることがあります。

それは聖書が、時を越えて、多くの芸術家たちに、今も創作の
インスピレーションを与え続けているということ。

ゲツセマネの園で、Jesusが確実に迫った自分の死を前にして
神とやりあう場面は圧巻です。この場面で、神のひとり子でありながら
人間として限られた時間を生きていたJesusの苦悩を
これだけ迫力のある映像で表現したのは、あとにも先にも
この映画だけではないでしょうか?



「私は知りたい。なぜ死なねばならないのですか? 
せめて犬死ではないことを信じさせてください。
わたしがあなたの元に行かねばならないわけを教えてください。
知らねばならないのです、神よ!」

「死にたくない!絶対に死にたくない!」

「いいでしょう、死にましょう! 
わたしがどのように死ぬか、見ていてください! 
わたしの気が変わらないうちに!」



同時に・・・

「たくさんの男を手玉に取ってきたわたし。
しかしこの人はわからない。底が知れない。
・・・わたしはこの人がこわい」と歌うマグダラのマリア。

Jesusを裏切って、自殺したあとも・・・
「悪く思わないでくれ 知りたいだけなんだ

Jesus Christ、Jesus Christ
お前は誰だ? 何を犠牲にした?
Jesus Christ Superstar
お前は皆が言ってるとおりの存在なのか?

ああ、ただ知りたいんだ、教えてくれ、Jesus!」と歌うユダ。

最後までJesusにつきしたがった弟子たちも
Jesusに惹かれながらも、理解できずに苦しみます。

マグダラのマリアとペテロの歌を続けて聞いてみてください。

(ただこの映画に描かれているのは十字架までで、その後の
Jesusの復活や、弟子たちの変化までは描かれていません。
興味のある方は、聖書を読んでみてね。)



Jesus
あなたは誰なの?
なぜ来たのですか?
わたしはどうすればいいのですか?

弟子たちの歌が問いかけているように聞こえます。


「わたしがきたのは、羊に命を得させ、豊かに
得させるためである。わたしは良い羊飼いである。
よい羊飼いは、羊のために命を捨てる。」

ヨハネによる福音書10章10、11節
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by clara19 | 2008-09-22 18:13 | 映画