人はみな人生の旅人だから・・・
2011年 02月 03日
実は、夫とふたりで参加するつもりで、参加できなかった講演会がありました。
高名な建築家、香山壽夫先生の講演。
その講演会で配られた作品集を、ある方が送ってくださいました。
まだ小学生だったR君を連れて、家族で北海道を旅行した時、
空港の近くにあったトラピスチヌ修道院に立ち寄りました。
そこにあった「旅人の聖堂」という建物が深く印象に刻まれていたため、
設計者の香山先生のお名前が心に残りました。
トラピスチヌ修道院は、日本最初の観想修道院なので、
本来静かな場所であるはずなのですが・・・実際には、作られている
クッキーなどで有名になり、年間200万人もの人が訪れる函館の観光名所に
なっているという意味深い現実があります。
私たちの生活を振り返ってみても、「静けさ」を見出すのは至難の業ですね。
朝、目覚めた時から、さまざまな雑音に囲まれているからです。
そんな中、この小さな建物は、ほっと安らげるだけではなく、
思わず天を見上げてしまうような不思議な空間を提供しており、
私も・・・夫や子供から離れて、ひとりで祈る時間をもった場所でもあります。
この作品集の説明には、~人は全て、この世を旅する旅人である。
その全ての人のための聖堂という意味で、この建物は、「旅人の聖堂」と
名付けられた。~と書かれています。この簡潔な説明の中に、
設計者、香山先生の聖書に基づく人生観を垣間見ることができたような
気がします。
夫(←サラリーマンの建築士)が喜んだことは、言うまでもありません。。。
思いがけなかった素敵な贈り物に、心から感謝!
参加できなかった講演が、心に残ったのははじめてです。


